k-takahashi's blog

個人雑記用

とことん押井守

 昨日放映分をビデオ鑑賞。
 まず「天使のたまご」。本人としては納得して作ったこと、やったことなのでそれはそれで良いと思っている。が、その後、仕事がぴたりと来なくなったことがだいぶこたえたらしい。そして、「自分だけでなく、他の人もハッピーになれることが大事だ」というように考え方を拡げたのだそうだ。ちなみに、「御先祖様万々歳」では、アニメータ以外はハッピーになった、と言っている。そして、全員がハッピーになることを目指したのがパトレイバー、だと。


 なお、「映画を見終わった後に、何か言葉にすると見た人は安心する。そういう言葉を用意しておくことが、商品としては正しいありかただ」というのが「天たま」から得た教訓だとか。別にそれが監督としての自分の満足と一致している必要はなく、ただ、見た人に何を伝えるかは考えておくという意味なのだろう。それを「自分がやりたいことをやらなければ意味がない」という考え方と両立させる苦労は大変なものになるのだろうが。


 私は「御先祖様万々歳」は初めて見たけれど、確かに押井守らしいなとは思った。残り(全6話らしい)を見たいと思うほどではなかったけれど。軽く流すギャグアニメとしては良いと思うけどね。