k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Episode 72: Underwater Car

 海や川に車が落ちると水圧でドアが開かなくなる。そんな時は、完全に室内が水没するのを待てばドアを開けることができる、というのが今回の検証対象となる伝説。ちなみに、アメリカでは年に300人ほどが水没した車に閉じこめられて溺死しているそうだ。
 という前振りがあって、早速実験。「以前からやってみたいと思っていたんだ!」となぜか妙に気合いの入ったアダムが脱出役、実は潜水歴3000回以上を誇るジェイミーがサポート役。1度目は、水没した時点でドアを開けようとするが全く開かず、早々に空気ボンベのお世話になるアダム。
 では、完全に水没する前ならばどうか、ということで試してみると、水面に落ちてすぐなら開く、ドア半分くらいまでならなんとか開けることが可能という結論。つまりできるだけ早くドアを開ければよいことになる。
 そこで、実験を見続けていたジェイミーが一言「落ち着いて待っていれば開くよ」。ならばということで、車が安定するまで落ち着いて待ってみることに。深さ4メートルのプールを用いた今回の実験では、1分半ほどで車が安定しドアが開いていました。もっとも、実際の事故の時にここまで落ち着くのは無理でしょうけれど。
 なお、非常時に窓ガラスを割る道具を使ってみると、見事に窓ガラスを割ることができていました。


 アシスタントチームは「紙を折るのは7回が限界」という伝説に挑戦。
 まず、レターサイズ(22×28センチ)の紙を何回折れるか各自が挑戦。トリーは木槌で、グラントは対角線折り、キャリーはアイロンを利用して、それぞれ挑むも7回が限度。ここでグランドが、トレーシングペーパーを使い、さらに交互に折るのではなく同じ方向に連続して折る方法で8回を達成。しかし、一同は、これは折り方が違うということで、意見が一致。
 ここで一旦行き詰まるが、大きな紙を使えばいいじゃないかというキャリーの提案で、3.8×4.5メートルの巨大な紙で挑戦。ところが、これも7回が限度。
 ならばもっと大きな紙を使えばよいということで、NASAの倉庫を借りて50メートル×70メートルの巨大な紙を使っての実験に挑戦。まず、紙を用意するところが一苦労。これだけで二日がかりの大仕事。そこから順番に折っていく。一回畳むだけでも大仕事だし、紙の間に残った空気を追い出すのも大変そうだったが、無事に8回折りに成功。そして、ここから機械力の導入。ローラー車とフォークリフトを使って作業を続行し、最終的には11回折りまで成功していました。
 倉庫一杯に広がる紙の様子が愉快でした。