軍事研究 2008年2月号

軍事研究 2008年 02月号 [雑誌]

　特集は高エネルギー兵器。前に同じテーマの記事を読んだときよりも、実験条件が具体的になっている。一通りとか複数回とかの実験成功も記されている。実用化までの距離はよく分からないが、進んではいるんだな。

　合成石油の記事「合成石油の原理と軍事利用」（野木恵一）も面白かった。ここでいう合成石油は石炭から合成した燃料のこと。B-52やC-17といった機体で、着々と実績が積まれている。コスト的にはまだ天然石油の方が安いのだが、こういうのはオプションを持っていること自体に意味がある。

　アーバンチャレンジの記事は概要紹介。予選の方法なども記されている。決勝レースでは、ダミーの踏切まで作ってあったとか。カリフォルニア州道交法に準拠するということなのだが、なんと、左折時の優先順次判断（対向車はスタッフが運転する）までやるのだそうだ。すでに、無謀ドライバーよりもよっぽど信用できるのかもしれない。