Newton (ニュートン) 2008年 06月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2008/04/26
- メディア: 雑誌
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一般細胞が全能性を失う理由(初期化が必要な理由)の説明が面白かった。分化をが固定化されるのは、「細胞が持つDNAを1冊の本にたとえるなら、読む必要の無くなったページをのり付けして開けなくしてしまったり、墨で塗りつぶしたりするのに相当」するという言い方はわかりやすかった。
山中教授とトムソン教授のインタビューも載っていた。(ちなみに、山中教授の写真の第一印象は「インテリやくざ」。目つきが厳しめなせいだと思う) 山中教授が治療を、トムソン教授が生物学上の興味を優先しているような感じだった。
記事中で明記されていなかったことで気になったのが2点。1点目が、ES細胞とiPS細胞は同じなのか違うのかということ。どうもまだよくわかっていないようだ。2点目がiPS細胞が胎盤になれないということ。これも理由が書いていなかったが、なぜなんだろう。
カラー写真で面白かったのが、72ページの「銀河を飲み込もうとする星雲」の写真。単なる偶然なのだが、どう見ても、巨大な蛭状の宇宙生物が大口を開けて銀河を食べようとしている写真に見えます。