私はコマンドマガジンを定期購読しているのだが、毎回、a-gameの宣伝チラシが入ってくる。ここに載っている徳岡正肇氏のコラムが楽しくて毎回楽しみにしている。
今回はギャラリー向けという話で、
アナログゲームは接触感染だとよく言われる。実際にプレイすれば、カッツリはまる。プレイしないと、何が面白いのか分からない。これはある程度まで事実だ。
しかし、そうであるならば、アナログゲームが最も……とまでは言わないまでも、かなり強く……意識しなくてはならないのは、「やってみたい」と思わせる仕組みではないか。少なくとも、プレイしている様子を「見られてしまった」という言葉が出てくるようでは、そこには致命的な問題があると言わざるをえない。「日本には、テーブルゲームを遊ぶ文化自体があまり強く根付いていないのだ」と言ってこの問題を終わらせるのは簡単だ。しかし、そうであるならば、一歩間違えなくても「気味が悪い」と思われてしまいかねないゲームのビジュアル部分を、より社会的に受容されやすいものに改善することの意味は、もう少し真面目に考えられてもいい。
というのが出てくる。確かに、テーブル一面に本と紙と筆記用具がひろがり、それを前にして歓声や悲鳴があがったりする様子を見て「楽しそうだと思う人間」は少ないわけです。
最後の部分で、ビジュアルを重視したゲームをゲーマーはもっと注目すべきだと結んでいる。言われてみればごもっともな話で、トレカがTRPGやSLGよりもメジャーになった理由の一つはそれかもしれない。
このロジックに従えば、ボードゲームはそれなりに有利で、SLGはものにより、TRPGは最悪ということになる。結構当たっているような気もする。
私はTRPGのプレイのときにカードとかを用意するが、外見(ビジュアル)にはもっと手間をかけるべきなのかもしれない。徳岡氏も書いているけれど、D&Dはミニチュアが多い(入門セットにしっかりミニチュアが入っている)。あと、昔、金澤尚子氏がコミケットで小物満載のシナリオを頒布していたことがあったけど、日本では、、、あ、旧ローズがフィギュア入りだった。