完全に時事ネタとなってしまったボードゲーム「パンデミック」。とりあえず内容確認を兼ねてソロプレイ(2プレイヤーモード)で挑戦。難易度は当然一番簡単な「導入」。
1回目
キャラは、MedicとOperationsExpert。
開始時点。はやくも中南米が危ない。
1回目のエピデミック発生時。まだ薬は一つもできていない。中南米はある程度押さえたが、中近東がピンチ。
2回目のエピデミック発生時。この直後にヨハネスブルグの研究所で最初(黄色)の薬が完成する。
3回目のエピデミック発生時。病人の治療を進め(Medicがいるので)ている。ここまでアウトブレイクは起きていないが、薬の開発が遅い。
薬はあるが治療対応が間に合わず、南米が危ない状況に。
4回目のエピデミック発生時。薬は3種類まで完成している。
このあと、カード切れ(時間切れ)で人類は滅亡しました。
2回目
キャラは、DispatcherとScientest。
1回目のプレイの反省から、アウトブレイク覚悟で薬の開発を優先に進めたのだが、
アウトブレイクが続き、南米・アフリカで疫病が大流行。病原体コマの上限(24個)を突破してしまい、人類滅亡。
3回目
悔しいので勝ちを狙いに行く。キャラはランダム選択ではなく、ScientestとResearcherを選択。
カードの引きが良かった(1回目のエピデミックがかなり遅いタイミングになったのと、Researcherに必要なカードが多く集まった。)ので、カードをResearcherからScientestに渡しつつ順調に薬を開発し、
なんとか勝てました。
感想
1プレイは1時間かからないでしょう。実際、2回目、3回目のプレイは30分くらいでした。
カードの引きが悪いとどうにもなりませんが、短時間で再プレイが可能なので、バランスは取れていると思います。
流行をコントロールするシステムが、デッキコントロールの手法を巧妙に取り入れたもので感心しました。
流行は「感染カード」というデッキによって制御されます。このデッキを各プレイヤーの手順の感染カード処理手順の時に上からめくっていき、対応する都市で患者が増加します。
プレイヤーデッキの方で「エピデミック」カードが出ると、感染カードデッキの底から1枚カードを引きエピデミックを発生させ、その後で使用済みカードをシャフルして感染カードデッキの上に置きます。つまり、「過去に感染履歴のある都市」が引かれる可能性が高くなっているのです。
この「エピデミック」カードの枚数で難易度がコントロールされており、「導入用」という難易度の場合4枚です。これもまず、プレイヤーデッキを4分割した上で、それぞれに1枚ずつエピデミックカードを入れ、シャフルした後に積み重ねるという手順になっています。これである程度のばらつきとランダム性を両立させています。
いやはや、上手いデザインだと感心。
追記
ロール&ロールの48号にリプレイ記事が載っていました。(2009/05/03 追記)