k-takahashi's blog

個人雑記用

AutoRealm

プレイするにはマス目の上に地形を描き込んだ地図が必要となる。オリジナルの地図を作成する場合、マス目や地形を手描きしていくのは大変だ。しかし、今回紹介する「AutoREALM」があれば、PC上で地図を作成し、印刷して使用することができる。オープンソースで開発、提供されている「AutoREALM」は、アイコンと呼ばれる既製のオブジェクトが多数存在し、簡単にテーブルトークRPG用の地図を作成できる。

http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/08/03/autorealm/index.html

という紹介記事を読んだので、ちょっと試してみた。


 記事に書かれていないが、結構な数のサンプルが用意されているので、そのサンプルを基にいじっていくとすぐにでも使えるデータが簡単に作れる。この手のツールは使いこなすまでが大変なので、サンプルがたくさんあるのはうれしい。最初はサンプルを加工すればいいんですよ。


 ある程度広い範囲の地図を作ろうとすると、フラクタル描画機能がうれしい。島とか海岸とかそれらしくできます。
村や町の地図なら、アイコンを並べるだけでもかなりそれらしくなる。アイコンの種類が豊富なのも助かる。


 カジュアルプレイの単発シナリオでこのツールを使う必要があるかどうかは場合によりけり(気合いを入れて地図を作ると、プレイヤーが「そこが大事なんだ」と思ってくれます。本当に大事なら気合いを入れて地図を作ればいいし、単なる記号ならむしろ地図は作らない方がいい。)でしょうが、キャンペーンの舞台にするなら多少時間がかかっても綺麗に仕上げる価値はあるでしょう。あとは、同人誌に載せる原稿やコンテスト応募原稿なんかは、だいぶ見栄えが違ってくると思いますので本ツールを使うのがおすすめ。綺麗にできますよ。
 一方で、実際のプレイの時によく必要となるのがバージョン管理。マスター用の「真の地図」とプレイヤーに渡す「現状分かっている地図」を区別したかったり、プレイの進展にともなって変化させたりしたいことがありますが、そういう管理機能は用意されていない模様。まあ、いったん完成品を出力して、それをレタッチソフトか何かで加工すればいいんですけどね。


 ヘックスシートも作成できるので、GoogleMapsからコピーした写真の上にヘックスシートを被せて、さらに適当なアイコンを加えて、などという加工は楽。