k-takahashi's blog

個人雑記用

カリオストロの城

 昨日(12月15日)が公開30周年だったんだみたいな話をしていて、ちょっと見たくなった。幸い帰りが早かったのでDVDをひっぱりだしてきて鑑賞。


 絵自体はやはり古いものの、もともと最新映像を追究したアニメではなかったせいかそういうものとして見られるのがいいところ。演出のメリハリとテンポの良さは今見ても一級ですね。


 ヒロインのクラリス姫はご存じの通り80年代を代表する、いわゆる「美少女キャラ」。クラシックなスタイルの「お姫様」に、大時代的にならないような現代風の味付けを加えてある。この路線のヒロインとしては、今でもベストではないかと思っている。この後のアニメのヒロインは、もっと現代的にしてアクティブにしていく方向に進んでいたように記憶している。
 原作とはかけ離れたルパン3世を、それでも格好良いキャラとして見事に成立させる展開もよい。おどけでやせ我慢を隠し、満足感だけを得て日常に戻っていく様は、ハードボイルドの格好良さに通じるものがある。


 映像がそれほど緻密なわけではないのでブルーレイ版は買っていないけど、追加特典とかどうなんだろう。ちょっと調べてみるか。