k-takahashi's blog

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たんとくおーれ 〜数字の調整はゲームをどう変えるか?

たんとくおーれ

たんとくおーれ

 別名「メイドミニオン」。名作「ドミニオン」にメイドネタのフレーバーを載せたゲーム。
一見安易そうな企画に見えるが、やってみると意外に面白いと聞いていたので、ちょっとテストプレイ。

先に文句を言っておこうか

 なによりイラスト。萌えメイドイラストなのはゲームの趣旨からして文句をいうところではないと思うのだが、問題は絵柄。正直区別が付きにくいです。なんとかデザインを工夫して欲しかったところ。
 あと、カードの名前がメイドのキャラ名ということなのだが、憶えにくかった。が、遊んでいれば慣れるのかもしれない。(ジュニヴィエーヴは憶えました、はい)

システム

 ドミニオンとの対比で言えば、「ドロー」→「ドロー」、「アクション」→「ご奉仕」、「お金」→「はあと」、「購入」→「雇用」ということになる。
これに、「そば仕え」(アクションを消費することで、デッキの外に置くことができる)、専属メイド(雇用後にデッキではなく、デッキの外に置く)という追加ルールが加わっているが、ドミニオンを知っていればルールの理解は容易。

違い

 一番大きな違いはお金(はあと)の購入価格。ドミニオンでは価値の「1,2,3」に対応して「0,3,6」という価格体系だったが、たんとくおーれでは「1,4,7」となっている。この「1」の差が意外にプレイに大きく影響する。
またカードの枚数も、ドミニオンでは「60枚、40枚、30枚」入っているが、たんとくおーれでは「36枚、12枚、8枚」と少なくなっている。
 このせいで、ドミニオンの基本であった「お金プレイ」が機能しにくくなっており、メイドの能力を組み合わせることが必要になってくるというしかけ。メイドさんを愛でるという趣旨にかなった変更だと思う。


 数字の1点の差、カードの枚数の違い、といったところでゲームプレイが大きく変わってくるというのが、ドミニオンと合わせて「たんとくおーれ」を遊ぶことから分かる面白い点。
ドミニオン好きの人は、一度遊んでみると色々発見があると思う。