情報処理学会誌の7月号(Vol.51 No.6 June 2010)の「○○情報学」特集の一環としての紹介記事。はこだて未来大学の松原仁氏とコーエーの松原健二氏名義によるもの。
カイヨワの4分類、チクセントミハイのフローあたりの紹介から入るが、カイヨワ、ホイジンガばかりが引かれる状態自体が、研究不足の表れでもある、という解釈の模様。
関連会議として、International Conference on Entertainment Computingを紹介し、IFIPやACMにも関連活動があると紹介している。
目指す体系化としては、「エンタテインメントの定義と分類」「エンタテインメントのための技術」「エンタテインメントの評価」「エンタテインメントの社会的影響」をあげている。
あとは産学連携に関しても簡単に触れている。
ちょっと驚いたのは以下の部分。
いまでも「題名にゲームという言葉が入っている論文はその内容にかかわらず卒業論文や修士論文として認めない」と公言するような情報系の大学の先生が存在するのも確かである。(p.691)
どこの大学だろう?