季刊 ウォーゲーム日本史 第7号 『長篠・設楽原合戦』(ゲーム付) ([バラエティ])
- 出版社/メーカー: 国際通信社
- 発売日: 2010/09/20
- メディア: 大型本
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さすがに歴史解説記事は不要と割り切ったのか、概要を示す堀場氏の記事は2ページのみ。他に、神保氏のデザイナーズノートが4ページ、銀パパの鉄砲戦術完成についての考察コラムが4ページ。全体に記事が妙に少なめに感じた。
戦場を支配するのは火力か? 機動力か?
◆ウォーゲーム日本史(国際通信社) 第7号 『長篠・設楽原合戦』
このゲームは長篠城・鳶ヶ巣砦だけでなく、その北の医王寺、そして設楽原の西側、黄金ヶ原・茶臼山までをマップの範囲とし、城攻めと合戦の両方を要素として組み込みました。
武田軍は機動力を活かして長篠城の包囲・落城と敵軍の撃破を狙い、対する連合軍は潤沢な兵力と火力によってそれを阻止します。
長篠城が落城すると織田・徳川側に大きなペナルティが付くが、落城条件は不明確(徐々にはっきりしていく)と定めることで、武田側にはあくまでも落城を目指すか・包囲にとどめるか、の大きな選択肢(ジレンマ)を用意している。
馬か鉄砲か問題については、鉄砲が先制攻撃(鉄砲、騎馬・足軽、の順で解決)とする一方、武田騎馬隊にのみステップがあり、一撃では除去されないという形で表現している。