k-takahashi's blog

個人雑記用

Ambassador Award

今年のGDCの表彰でKen Doroshow 氏と Paul M. Smith 氏が選ばれた。

Ambassador Award: 業界大使アワード(良い訳語が思いつけません…)
Ken Doroshow and Paul M. Smith
アメリカの業界団体のESAで、ゲーム業界の著作権の権利を守るために貢献してきた人です。30年近い間にわたって、ゲームの表現の自由と市民の権利を守るために、数多くのゲームを規制しようとする法案や問題に対して、最高裁まで争い続けてきました。

http://www.igda.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=685

Ambassador は、使節とか代表とかのことだから、この場合は「代弁者」とかになるのかな。

米連邦最高裁は27日、暴力的ゲームを子どもに販売・貸し出しすることを禁じたカリフォルニア州の販売規制法について、憲法で保障された表現の自由を侵害するとして違憲判断を下した。

米最高裁が加州の暴力ゲーム規制に違憲判断、表現の自由侵害 | ロイター

と去年の6月に報道されていた、2005年にカリフォルニア州が制定したゲーム規制法に反対する一連の裁判で活躍した弁護士さん。ビデオゲーム言論の自由の保護下にあるという結論に至ったもの。


ただ、この法案の提案者は

 規制法案を提出したカリフォルニア州のレランド・イー上院議員は、今回の判断について「最高裁は国民を保護すべき立場にある。だが、違憲判断は無残にも子どもたちを見捨てる結果になった」と批判した。

米最高裁が加州の暴力ゲーム規制に違憲判断、表現の自由侵害 | ロイター

などと、例によって子供を口実にし続けており、反省はしていない。
日本でもゲーム弾圧の機会を虎視眈々と狙っている連中はいるわけで、これも人ごとではない裁判だったわけです。