Newton (ニュートン) 2012年 12月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2012/10/26
- メディア: 雑誌
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iPS
歴史解説は、1962年のガードン博士のアフリカツメガエルのクローン実験、1981年のマーティン・エバンス博士のマウスES細胞、1998年ジェームズ・トムソン博士のヒトES細胞、1997年のイアン・ウィルマット博士のドリー、という各研究を紹介している。
他の日本人研究者としては、CiRAの高橋和利博士(iPS作成実験担当)、理化学研究所の高橋政代博士(網膜細胞移植)、慶應義塾大学の岡野栄之博士(脊髄再生)、を紹介している。
ミトコンドリア
おそらくは当初の予定の特殊だったであろう記事。ミトコンドリアのイラストは外が紫、中が赤で描かれている。(5年前に読んだミトコンドリアの本では「赤」と書かれていた。)
今まで知らなかった話としては、
ミトコンドリアの重量(全体重の約1割)、
ミトコンドリアの増える仕組み(運動により細胞内のエネルギーが不足するとATPだけでなくADPも消費されるようになる。これを景気にAMPキナーゼがミトコンドリアを増やす指示を出す。)、
老化とミトコンドリア(前述のように運動すると新しいミトコンドリアが増える。新しいミトコンドリアは活性酸素の漏出が少なく、除去物質も豊富なので、結果として老化が抑えられる、とういう説)、
受精時の精子内のミトコンドリアが分解されるメカニズムはいまだに不明、
アルツハイマーやパーキンソン病とミトコンドリアの関係(βアミロイドがミトコンドリアの機能を阻害したり、異常ミトコンドリアの除去機能が低下したり))、
など。色々多かった。研究進んでいるんだなあ。
京
京速コンピュータの記事では、CGっぽい「京」の写真が色々。
免震用鉛ダンパーや、熱源機械棟などの写真も面白い。
先日Googleのデータセンターの写真が公開された
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が、京速の方が金がかかっていそうに見える。(その善し悪しはまた別)
地震の心配をしなくていいのは羨ましい。