- 作者: David M. Bourg,Glenn Seemann,株式会社クイープ
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2005/01/12
- メディア: 大型本
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ここで言うAIは、ゲーム内の主にNPCを動かすための手法というくらいの意味。なので、パックマンのモンスターの動きも本書で言う「AI」の中に含まれることになるし、第2章は「追跡と逃避」というタイトルである。
ただ、10年近く前の本であるにもかかわらず、網羅性は高い。
GoogleBooksで一部が読め、そこに目次もあるけれど、
- 追跡と逃避
- パターンムーブメント
- フロッキング
- ポテンシャル関数に基づくムーブメント
- 基本的な経路探索とウェイポイント
- A*アルゴリズムによる経路探索
- AIのスクリプト化とスクリプティングエンジン
- 有限状態機械
- ファジー理論
- ルールベースのAI
- 確率の基礎
- 不確定な状況下での意思決定 ─ ベイズ法
- ニューラルネットワーク
- 遺伝的アルゴリズム
となっている。ソースが載っているからということが宣伝には書いてあるけれど、量はそこそこなのであまり多くは期待しない方が良いでしょう。
ゲームAIについての新しい情報はウェブを探せば色々とあるし、三宅陽一郎先生のところには良いまとめがある。
ただ、いきなりそういうところを読むのも大変なので、まずは本書からというのも充分ありだと思う。(というか、そうした方がよい。AIって、どうしてもあやふやな部分を含んでしまうので。)