「理系文学」ともいえるそれらの作品は、文学としての価値のみならず、現実の科学をも強烈に刺激してきました。
第6回 日経「星新一賞」公式ウェブサイト
すぐれた発想は、いまもまだ読み手の心をくすぐり、次なる発想を生みだしているのです。
今、日本に必要なのはこの圧倒的想像力。
我々は「理系文学」を土俵に、アイデアとその先にある物語を競う賞、
日経「星新一賞」を創設します。
ここまで読んで「大丈夫か?」と思ったが、審査員の筆頭が瀬名先生なので、まあ大丈夫だろう。
で、読み続けたらオチがあった。
■ 個人・グループによる応募や学校単位での参加を認めます。
第6回 日経「星新一賞」公式ウェブサイト
人間以外(人工知能等)の応募作品も受付けます。
ただしその場合は、連絡可能な保護者、もしくは代理人を立ててください。
連絡可能な人工知能を保護者にするのはOKなんだろうか?
瀬名先生のページにもエントリーがあった。
明確に理系的発想力を問う文学新人賞はいまほとんどないと思います。多くの科学者・技術者が、実は潜在的に「小説を書きたい」という希望を持っており、この星新一賞は彼らの気持ちを後押しできるものにしたいと考えました。
http://news.senahideaki.com/article/368522053.html
実際、理系の多くは原稿用紙の扱いに慣れておらず、実務でも文字数で文章量を計算することが多いので、理系文学の賞としてもこれは斬新で面白い試みといえます。
http://news.senahideaki.com/article/368522053.html
こちらは、応募規定の「規定字数:10,000文字以内」の理由の一部。
この瀬名先生のエントリーに書いてあるようなことが、日経のページに載っていないのは残念。大事なことがたくさん書いてある。