Newton (ニュートン) 2013年 09月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2013/07/26
- メディア: 雑誌
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マンモス
今、パシフィコ横浜にマンモスが来ているが、そのマンモス「YUKA」の記事が載っている。
名前の由来は、IT戦士ゆかたん……ではなく、発見されたユカギルにちなんだもの。
傷むのを防ぐため、発見後しばらく地下室に安置し、冬になってから輸送されたそうだ。
脳らしきものも残っていたのだが、今のところ、脳なのか血液が固まったものなのかは不明。
ということで、今後の研究に色々と期待がかかっている。
ティラノサウルス
特集はティラノサウルスにスポットを当てた、恐竜研究最新事情。
その外見もさることながら、全身骨格が多く発見されていることからもポピュラーなのがティラノサウルス。私も以前、博物館でスーを見たことがある。
実は、2005年に血管、2012年に羽毛、がそれぞれ報告されているなど、昔とは大きくイメージが変わってきている。
今月号の想像図と30年前の想像図はこんなにも違う。
他に、体色の推定方法(メラノソームの密度や形からある程度色が分かる。形が細長いと黒っぽく、丸いと褐色っぽく。粒が揃っていると光沢があり、ふぞろいだと光沢がない)を使い、始祖鳥が白黒ということが分かってきていて、そのうちティラノサウルスも、ということらしい。
また、ティラノサウルスの速度についても諸説あり、筋肉量から時速18キロと推測した論文もあるが、ウィリアム・セラーズ博士とフィリップ・マニング博士は別の走行モデルから30キロと推定、さらにアルバート大学のグループが尾の筋肉を使ったモデルを提案し、さらに早かった可能性もでてきた。
最後が、ロッキー博物館のジャック・ホーナー研究員のインタビュー。化石を切り開いてしまうという研究方法を導入したのだが、当然そんなことを許してくれるところはなく、ならばといって自分で大量の化石を集めてしまった人。恐竜の子育ての証拠を発表した人でもある。
人生として凄いと思ったのは以下の部分。
私は失語症なので文字を読むことが苦手です。最初に物事を手がけると、他人の書いたものを読まずにすむので、物事を最初に手がけることにしています。(p.45)
クラゲ
クラゲも綺麗な写真が複数。
クラゲにはえらもなければ心臓もなく、傘を開閉することで体液の流れを作り出し栄養を流しているそうだ。