- 作者: 石津朋之
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/06/02
- メディア: 文庫
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ブックガイドという体裁だが、本書を読んで興味を持ったからといって手を出すと大変だと思う。紹介されている本の中の何冊かは読んだことがあるけれど、どれもこれもヘビー級の本ばかり。というか、教育を受けないとちゃんとは読めない本が多いのだと思う。
もちろん、中には一般向け(『三国誌』とか『戦争と平和』とか)もある。解説書や伝記も含まれている。そして本書の解説はなるほどと思わせるものが多い。ただ、本書自体の記載の適否を考えたりするのは正直荷が重くて、ざっと読みだと受け売りになってしまうかもしれない。(『三国誌』の軍事戦略的読み方を正しくするために必要な素養って、相当だよなあ。)
とは言え、幸い、本書自体の評価は良いようなので、ざっと知るにはこれで良いのだろう。
それにしても、未訳本が多いな、というのと、あとはクラウゼヴィッツの影響の大きさ。