日本の賭博ゲーム

賭けずに楽しむ日本の賭博ゲーム (立東舎)

花札がいい例だけれど、昔遊ばれていたギャンブルゲームが最近はほとんど遊ばれなくなってきている。時代劇には丁半博打が今でも出てくるけれど、実際に遊んだ人はほとんどいないだろう。
そういった伝統系の賭博のルールを簡単に遊べる程度に紹介している一冊。

サイコロ、花札、地方札（地域的に遊ばれているカードゲーム。基本的にはトランプの変型）、トランプ、麻雀牌、その他という風に紹介している。（麻雀は別。多分ルールが多すぎるから）
花札が韓国やハワイに伝わっていて今でも遊ばれているというのは面白い。

遊びやすさやバランスの点から考えたらモダンゲームを遊ぶ方が良い。昔は花札とトランプぐらいしか入手できなかったからそれを使ったゲームを考えたのだろうが、今は簡単に手に入る。
ゲームファンとしても、賭博の悪いイメージを引きずったゲームはあまり勧めたくないし。（ゲーム自体に興味を持つとか研究対象にするとかいうならともかく）　昔は、賭けないと真面目に遊ばない人が多かったのかもしれないが、今はそうじゃない。