k-takahashi's blog

個人雑記用

コマンドマガジン 130号

付録ゲームは "World War I"。名作として名高いSPIの40年前のゲームをジョセフ・ミランダがリデザインしたもの。といっても、ルールブックをざっと見した限りでは、かなり違うシステムで新作と言って良いと思う。
ということで、記事もルール習熟用のリプレイが中心。


他には1940年のフランス戦を扱ったゲームが2つ。突破できなかったWWI、突破したWWIIという見立てはやっぱりするよね。


戦史関連記事では、『突破ミュラーの砲兵戦術』(大木毅)が掲載されている。莫大な準備射撃をするも塹壕には効果がなく、というイメージのWWIの砲兵だが、実際には「破壊/無力化/制圧」という現代使っている分類に近い考えをしていたものもいた。記事で紹介されるゲオルク・ブルフミュラーもその一人。


「野獣げぇまぁ」(徳岡正肇)は、初心者向けゲームの話。
実際の学校等での体験をもとに、従来の初心者向けの考えとは少し異なる整理として「初期における選択肢は少なければ少ないほどよい、目的ではなく手段に幅があると良い」というまとめかたをしている。(自由度という言葉は気をつけてつかえ、という趣旨でもある)
そういう縛りでコンテストをしたらどうか、というのは面白い考え方。ゲムマ合わせとかならありかも。