k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2016年11月号

Newton(ニュートン) 2016年 11 月号 [雑誌]

Newton(ニュートン) 2016年 11 月号 [雑誌]

特殊は「真空」。物質は何もなくても、電磁場、ヒッグス場、ダークエネルギーなどは存在している。それぞれの解説。
「陽子の中は過密な真空」という言い方は面白い。クォークが仮想粒子(観測できない粒子)を絶えず放出・吸収しており、その仮想粒子(グルーオン)がクォーク・反クォーク対に変身してはもとのグルーオンに戻るということを繰り返している。このふるまいが強い力となって現れるという説明。

水素とは何か

水素連載の1回目。
ヒンデンブルグ号事件も出ており「水素の危険性を知れ渡らせた」「でも実は引火したのは表面塗料」と両方書かれている。

膵液の秘密

なんか学研漫画のタイトルを思わせるけれど、消化連載の3回目。
膵液の含む消化酵素トリプシンは分泌時には非活性化しており、それが十二指腸の粘膜細胞が分泌する酵素によって切断されて活性化するというのは知らなかった。

赤外線で見た宇宙の絶景

スピッツァー宇宙望遠鏡が撮影した画像の紹介。
褐色矮星(W1906+40)や系外惑星(かに座55番星の惑星)の想像イラストが面白い。

カイメン

怪物を思わせるような様々な色や形のカイメン。ところが分類や同定といったところがまだ不十分。

渓流に生きる動物たち

ロボットカメラを使って、地上と水中を行き来する動物の写真を撮影。その紹介
ニホンイタチ、カワネズミ、カワガラスが実際に水中で活動している瞬間の写真。カワネズミもカワガラスも空気を含ませた体毛や羽毛が銀色に輝いている。