k-takahashi's blog

個人雑記用

スターウォーズ ローグ・ワン

通称「エピソード3.9」。
初代(エピソード4)のオープニングの

During the battle, Rebel spies managed to steal secret plans to the Empire's ultimate weapon, the DEATH STAR, an armored space station with enough power to destroy an entire planet.

この1行を1本の映画にしたのが本作。
この映画のラストがそのままエピソード4のオープニングに繋がる。エピソード3のラストもエピソード4に繋がるように作られていたけれど、もっと直接つながる。そういう意味で脚本はしんどかったろうと思う。
正直なところ、いつどういう風にレイアとダースベイダーが出てくるのかというのを考えながら見てた。ローグ・ワンの連中が調子に乗っているところをベイダーが叩きつぶすのかという予想とはちょっと違ったけれど、ベイダー強いこと、強いこと。


で、映画本体。スターウォーズのゲームのシナリオみたい、というのが第一印象。(いや、この手のゲームの演出が映画を意識しているわけなんだろうけど)
一つ不満は、ベイダー以外の帝国キャラが弱っちい連中だらけなところ。ストームトルーパーが弱いのはお約束だからいいとして、非ジェダイでの戦闘力MAXみたいなキャラが2人ほど出てきている上に、他に反乱軍側のキャラの戦闘力が妙に高い。この辺もゲームっぽい印象に繋がっているのかもしれないが、地味にしすぎるわけにも行かないし難しいところ。
(AT-ATとか簡単に撃破されてるしな。AT-ATは1台にして、手に負えないAT-ATを相手になんとかして時間を稼ぐという話でも良かったと思う)


これだけ無理して盗み出した設計図。設計図を盗む過程で完全に帝国(というかダースベイダー)を怒らせてしまったし、レイア(元老院)と反乱軍の繋がりもこれで露見(あの状況で言い逃れは無理だよな)。『ローグ・ワン』で功を焦ったから『エピソード4』の状況があんなに悪かったんじゃ?という気がしなくもない。
(そもそも設計図があってなお、ルークのフォース覚醒がなければ『エピソード4』で反乱軍壊滅してた。)
そういう薄氷の勝利振りは、エピソード4も含めてうまく描けていると思う。