k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事研究2019年11月号

 現代戦を変える『ロイタリング兵器』(宮脇俊幸)

ドローンのうち、攻撃兵器と一体化し帰投を前提としないものが「ロイタリング兵器」、「自殺ドローン」とも呼ばれる。各国のロイタリング兵器を紹介し、さらに国連の議論も解説している。最初は2013年に国連人権委員会で人道問題として扱われたが、翌2014年には「特定通常兵器使用禁止制限条約」の枠組みで議論されている。これは議論が軍備管理に移ったことを意味する。さらにはAIの導入という厄介な問題が確実に起こりそう。

 

令和二年度防衛予算、陸と海の目玉!(福好昌治)

「領域横断作戦」(クロス・ドメイン)では、宇宙・サイバー・電磁波が新たな領域であるとされ、ここが大きなポイント。
電子戦部隊を新たに健軍駐屯地(熊本)に編成する。
一方、イージス・アショアやF-35の運用については不明確な点が残っている。

 

従軍取材!陸自NTC派米訓練(最終回)(芦川淳)

演習レポート。「その辺に転がっている不発弾に注意して」というから取材も大変だ。
あとは、国内の演習よりも時間が長くなることから休憩を取れるように工夫したことがかかれていた。(会議を一日のほぼ同じ時間帯に行うようにしたことで、隷下部隊が休息を取れるようになったのだそうだ)

 

弾道ミサイルから進化!イランの宇宙ロケット(鳥嶋真也)と最新弾道ミサイル「巨浪3(JL-3)」(田中三郎)は、核ミサイル開発の記事。

北朝鮮の核ミサイル技術がイランに伝わり、イランが更に諸外国に核ミサイル技術を伝えるだろうという推定。成功体験もまた、北朝鮮からイランへ、イランから他へと伝わっていくのだろう。北朝鮮の核ミサイル開発を認めたのは後々禍根を残すことになりそう。中国の方は弾道SLBMの実験に成功し、核軍拡は世界中で進展している。