ニュートン 2020年5月号

Newton(ニュートン) 2020年 05 月号 [雑誌]

 新型コロナの情報が冒頭12頁。(3月11日時点）
PCRとは何か、感度と特異度、免疫の仕組み、SARSやインフルエンザとの関係（抗ウイルス薬の説明）など。

特集は「絵で見る数学」。乗法公式は確かに図示向き。大数の法則の図示は面白かった。

中国の電波望遠鏡FASTは、あまり目にすることのないもので興味深かった。反射鏡を変型する仕組みがあり、これが観測電波帯域と反射鏡精度の兼ね合いが上手く工夫されている。有効口径300メートルの放物面を作れるのだそうだ（望遠鏡全体は500メートル）。

話の枕としてならムーやアトランティスも科学雑誌に登場するが、パシフィカ大陸、ジーランディア、大アドリア大陸、など色々ある。大陸かどうかの決め手は標本調査で、ここではJAMSTECの「しんかい6500」などが活躍する（花崗岩があれば大陸可能性が高く、玄武岩があれば海底火山由来ということになる）