新訳、クトゥルー神話集シリーズの5冊目。今回は、「調査/研究していたらとんでもないことになっていた」編といったところで、「ハーバート・ウェスト」「冷気」「宇宙の彼方の色」「暗闇で囁くもの」「魔女の家で見た夢」「戸口に現れたもの」などが収録されている。
「はじめに」には
「知ってしまうこと/知識を関連付けることによる恐怖」を、この時期のHPLは複数の作品を通してクモの糸のようにつむぎあげていったようにも見えるのです」
とある。クトゥルフTRPGで言うところのクトゥルフ神話のイメージには近いと思う。