k-takahashi's blog

個人雑記用

名将たちの戦争学

 

名将たちの戦争学 (文春新書)

名将たちの戦争学 (文春新書)

  • 作者:松村 劭
  • 発売日: 2001/06/20
  • メディア: 新書
 

 こちらは、戦争学の様々な内容に、格言・名言・引用・戦訓を色々と引きながら解説を加えた一冊。戦争が起きる理由、勝敗、戦いの原則、戦略、戦術、教育と訓練、指導者・将校・兵士、作戦・命令・戦闘、といった項目毎に引用を加えている。

 

これだけでどうなるというものでもないけれど、こういう引用はエピソード記憶には向いているので、導入とか副読本とかによいと思う。

 

以下、幾つか自分用メモ。

クラウゼヴィッツの「摩擦」に関連して)
チーム・ワークが、しばしば戦争の摩擦を少なくする。仲間意識が軍隊という機械の潤滑油になるのだ(リデル・ハート) p.24

戦闘は防御に始まり、攻撃で終わる。その逆は敗北である(クラウゼヴィッツ)p.140

防御は敵の打撃をはねかえすことではない。そんな防御力があるなら、攻撃せよ。(フレデリック大王) p.140