軍事研究2022年2月号

軍事研究 2022年 02 月号 [雑誌]

『2022年、コロナ蔓延世界の軍事の焦点』（黒井文太郎）。非民主主義国家の悪影響が広がる話。読んでて気分が暗くなるが、無視してどうなるものでもなく。

『極超音速兵器による攻撃と防御』（能勢伸之）。日本全土を射程に入れるDF-17を中国が正式に「多数配備」と言明した（2021年11月）。で先行配備を進める中露に米国がようやく対応を始めたのだが、衛星破壊（米国以外の衛星を破壊しても米国を攪乱することはできる）とか、中国の核搭載HGV(2021年7月）が南極経由で米国を攻撃できるとか、やはり中露が有利な状況ではあるようだ。

あとは小特集的にロボット（自律制御系）の記事が並んでいる。「先陣を切る『孤独な宇宙ロボット』」（鳥嶋真也）、「実戦投入！戦闘用地上ロボット兵器」（竹内修）、「米海軍『大規模無人艦艇』計画」（多田智彦）、「安価な『世界の先端無人兵器』」（石川潤一）。