k-takahashi's blog

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軍事研究2022年9月号

 

軍事研究 2022年 09 月号 [雑誌]

軍事研究 2022年 09 月号 [雑誌]

  • ジャパン・ミリタリー・レビュー
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ユーロサトリのレポート(竹内修)。5月の「欧州に戦争が戻った」という発言を受けた展示会となった。ウクライナ国防省もブースを出していたとか。ラインメタル社がKF1「パンター」を展示している。五二口径130mm滑空砲を搭載し、重量59tというものだが、レオパルドの後継になる可能性は低い。

 

他にウクライナ関係。
「情報戦で読むウクライナ戦争」(黒井文太郎)では、ロシアのプロパガンダはインド・中東・アフリカなどを狙った誘導工作を主眼に置いていると指摘。また「一メディアだけのスクープ」は疑ってかかるというTipsも紹介。
「ロシアの核脅威とNATOの新たな核抑止」(山形大介)は、通常戦力で劣るロシアが動員能力の差を利用して初期に戦果を確保、核恫喝でNATOの反撃を抑止(ドイツなどが……)あるいは核攻撃により紛争を終結させる、という戦略をとる懸念についての解説。通常戦力の動員スピードの向上と核抑止力(特に小型核。今これが非常に貧弱)を充実させる意味を説明している。

 

「中国海軍第三の空母『福建』」(多田智彦)は、中国の空母保有の歩みと現状を解説。「中国の空母艦上機と登載兵装」(稲葉義泰)は、J-15、J-15D(電子戦機)、Z-18艦載ヘリなどの紹介と運用のまとめ。

「米海兵隊EABOは陸自構想の後追いか」(福好昌治)は、米海兵隊の防衛構想の検証。実際に動こうとすると、陸自の基地以外に展開するのは難しい(法的に準備できていない)。