軍事研究 2022年11月号

軍事研究 2022年 11 月号 [雑誌]

航空機関系の記事が幾つか。

「ファンボローで見えた日英共同戦闘機計画」（竹内修）は、ロンドンのエアショーのレポート。テンペストの現状（コンセプトモデルの展示とか、日英伊の協議とか）、超音速旅客機の軍用型（中国の戦闘機による妨害への対策）など。
「世界標準ステルス戦闘機F-35の全貌」（青木謙知）は、パートナーレベルの解説が面白い。各国の事情に合わせて色々ある。

「配備進む台湾軍の国産無人機」（宮脇俊幸）は、台湾の無人機動向のまとめ。現在攻撃型や遠距離型はなく戦力化は20年代半ば以降。間に合うといいが。

「米空軍の新型電子戦機EC-37B＆EF-15E？」（石川潤一）は、米中の次世代電子戦機の解説。退役が進むEC-130Hに代わってガルフストリームEC-37Bが中心になる。ただ、エスコートジャミングはできない。そこでEA-18Gの後継としてF-15Eの改造という話も出ているそうだ。そりゃ搭載には余裕はあるだろうが、へえと思った。