k-takahashi's blog

個人雑記用

イラストで学ぶ用兵思想入門 現代編

 

第二次大戦(ソ連の「作戦術」については、一部戦前も)以降の用兵思想についてのまとめ解説。

作戦術、エアランド・バトルとマニューバー・ウォーフェア、ハイブリッド戦争、マルチドメイン・オペレーションの4章構成。

作戦術は、戦前の赤軍が戦術と戦略を結ぶ中間概念として作り上げたもので、縦深作戦は冷戦期からソ連崩壊まで使われていた概念となる。

米軍は、ベトナム戦争での失敗(マイクロ・マネジメント)の反省のうえにアクティブ・ディフェンスドクトリンを編み出すがこれは消耗戦的なもので、赤軍の縦深作戦に対応できないのではないかとの懸念から機動重視のエアランド・バトル(陸軍)/マニューバー・ウォーフェア(海兵隊)に発展する。

ハイブリッド戦争はロシアによる軍事的手段と非軍事的手段の組み合わせによる手法で、特に民主主義国家には不利となる非対称戦となる。(これが、昨年のウクライナでは失敗したのは知られている通り)

マルチドメイン・オペレーションは、ハイブリッド戦争に対応するために複合的なドメインでの活動で、ここでのオペレーションは上述の「作戦」に該当し、複数のドメインでの活動で戦略目標を達成しようというものになる。

 

といった感じ(上記まとめは、自分用なので割と適当)。