k-takahashi's blog

個人雑記用

ロバート・アボット 新テーブルゲーム作品集成

 

ロバート・アボットのデザインしたゲームの紹介。活動した時期が早かったのと、商業的な大成功がなかったこと、後にゲームから離れてしまったことなどから、知名度はそれほど高くないが、後のゲームデザイナーへの影響は大きい人物。

原書は1963年発行。既に本書で扱われているゲームの子孫(上述のように、デザイナーへの影響は大きい)を色々と遊んだことのある人も多いだろうし、使えるコンポーネントの制約等も違うから、すぐに役立つ本ということにはならないと思う。

 

どちらかというとデザインの進化を考えるためとか、歴史的興味の方が先に立つ。自身でゲームの修正をしていった過程なども書かれているので、そこも面白い。

 

私も、エリューシスは知っていたがアボットの名前は失念していました。(ゲームのタイトルを憶えていたのではなく、マーティン・ガードナーの本でこのルールのゲームを読んだ記憶がある。)

 

とは言え、70年前にこれだけのアイディアをひねり出した人物がいたというのは、素直に凄い話。