付録ゲームはヴュルツブルク。旧タクテクス誌で掲載「されなかった」ことで有名だが、今回ようやく日本語版発売となった。
真偽はさておき「核兵器」が取り込まれていたことで発売できなかったという話があり、今回の記事でも核兵器(が使われる可能性)について触れている部分が多い。朝鮮戦争で使われなかった(これがソ連を増長させたという意見もあるそうだ)ことや、それがそもそも米国が朝鮮戦争で北朝鮮相手の砲撃戦で打ち負けていたことによるところとかは興味深い。今のウクライナ支援で専制国家(中露)が有利なこともそうだが、民主国家は戦時体制への移行が遅れがちのようだ。
高梨先生のチャドウィックの記事はダブルブラインド。まあ、やっぱりホビーゲームとしては面倒すぎて面白さを損なうという結果のようだ。
堀場先生のウォーゲーム・メカニクスは「LOS(Line of Sight)」。色々あったがシミュレーションゲームとしてはスコードリーダーでほぼ固まった。一般ボードゲームでは、さらに割り切った(LOSが通るところは色が同じとか、壁や扉で遮られない限り無限距離まで見えるとか)やりかたがあり、シミュレーションゲームとしても参考になるかもしれない。