- 作者: ポストメディア編集部
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2007/07/06
- メディア: 大型本
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記述は用兵思想、開発思想、背景からの制限などにも触れたもので短いながらも悪くない。
ただ、大和とアイオワが撃ち合ったら大和が勝つ可能性が高い、としているところはやや説明不足。主砲戦距離である2万5千〜3万メートルでの撃ち合いなら大和の貫通力・防御力が対アイオワで圧倒的に有利だから、というのが理由だが、サマール沖海戦において、大和の主砲の砲撃(距離約30キロ)が命中弾ゼロ*1だったことなどからちょっと怪しい結論に思う。運用とかに踏み込んだ説明もしているのだから、そこらにもちょっと気を配って欲しかった。大和が有利なのは間違いないとしても多分一般に言われているほど圧倒的なものではないようなのだし。
*1: のp.134より