- 出版社/メーカー: ジャパンミリタリーレビュー
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もし、サリン事件が起こらなければ、大宮駐屯地の化学学校に対して反対運動が激化する可能性もあったという部分は、たしかにあり得る世界の一つだったのかもしれない。
野木恵一氏がインド洋補給の記事を書いているが、「清水をニュージーランド海軍に補給」というのはパキスタン海軍の誤植だろう。
石川潤一氏のスーパーホーネットの記事の中に用語の解説があった。備忘録代わりに書いておく。
- エア・スペリオリティ(航空優勢) 対空戦闘において、一時的に敵を制圧した状態
- エア・シュプレマシー(絶対的航空優勢) 航空優勢を長期間続けられるようにした状態
- エア・ドミナンス(航空優位) 対地対空対海上のすべてにおいて優位性を保っている状態
あとは、世界最初の電子戦についての記事。鳥羽利雄氏の記事中で
開戦より一ヶ月後の明治37年3月8日、日本海軍の第3艦隊は旅順港内に錨泊しているロシア太平洋艦隊を攻撃しようとしたが、港外から港内は見えないため、港口近くで見張っていた小型駆逐艦からむせんで弾着観測を行いながら、港外の装甲巡洋艦「日進」と「春日」が間接射撃を行ったが、旅順基地のロシアの電信員がその電波を傍受、更新内容は分からないものの強力な送信電波を出して通信妨害し、「日進」と「春日」の砲撃被害を最小限に食い止めたという。これが史上世界初の「電波(子)戦」(ECM)であったと言われている。(p.104)
とあった。内容が分からなくても邪魔できればよい、というところから始まったのか。