『Proceedings of the National Academy of Sciences』に5月16日付けで掲載された論文によると、「集団は最初のうちは『賢い』が、他者の推測を知らされると、意見の多様性が狭まり、それによって(集合知が)低下する」という。「穏やかな社会的影響であっても、集合知効果に悪影響が及ぶ」
http://wiredvision.jp/news/201105/2011051821.html
「世論調査やマスメディアは、情報のフィードバックを大きく促進し、そのことが、事実に対するわれわれの判断を狭い範囲に絞り込む」と研究チームは記している。集団知は有益なものだが、使い方を誤ると、「間違っている可能性がある考えに対する過信」を引き起こすという。
http://wiredvision.jp/news/201105/2011051821.html
集合知が成り立つためには考える人の多様性が必要だということは以前から指摘されていたが、それを実験で確かめたという報告。
フォロワーの多い人が思慮の足りないtweetを垂れ流すと集合知の形成に悪影響が出るというふうに解釈すると、色々と最近思い当たることがあったりする。
