k-takahashi's blog

個人雑記用

コマンド 105号

コマンドマガジン Vol.105(ゲーム付)『フォークランド・ショウダウン』

コマンドマガジン Vol.105(ゲーム付)『フォークランド・ショウダウン』

付録ゲームはフォークランド・ショウダウン。『レッド・ドラゴンライジング』のシステムをベースにして、30年前に発生したフォークランド紛争をゲーム化したもの。
オリジナルはやや大味と紹介されていたが、日本語版に向けてマップのグラフィックの書き直しに合わせて、バリアントが拡充されている。こちらが推奨となっている。

当時のイギリス側にかけられていた制約の反映として、主要戦域以外でアルゼンチン側が損害を受けるとアルゼンチン側にVPが入る、なんてルールも含まれている。


大木毅氏の歴史記事は、『独ソ戦前夜のスターリン』。最近の説を幾つか紹介している。
ヒトラーの秘密書簡という話が出てきているのだが、ドイツ側に対応する資料が無いことや、そもそもスターリンヒトラーのいうことを信じたと言うこと自体が信じがたいという批判もあり、事態は混沌。
それでも、色々な説が出てきていて、まだまだ面白い話題だと言うことは分かる。


システム紹介としては、「ライヒスヴェーア&フライコール」が面白かった。架空戦ではあるのだが、ターン制という当たり前のように使われているシステムを見直している点が面白い。
なんと、ドイツ軍はソ連軍のフェイズの途中のどこにでも自分のフェイズを割り込ませることができるというシステム。本ゲーム自体はまだまだ荒削りなもののようだが、アイディアは面白い。