k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2018年5月号

特集は、偽りの記憶、曲がった世界、太陽の異変、量子コンピュータ
「偽りの記憶」は心理学で言う「虚記憶」の解説記事。記憶のエラーのメカニズム(周囲の状況や思い出しなどに引きずられる)の解説に合わせて、効果的に記憶する話に繋げているのは面白い。(間欠的に、都合の良い方向に整えて、とか)
「曲がった世界」は非ユークリッド幾何学の話。曲率の話から宇宙の話への繋げるのは定番だけれど、ドーナツ型を「曲率が場所によって異なる」という流れで紹介したり、「ダークエネルギーの存在により宇宙の将来は曲率と密度だけで語れなくなった」とか繋げ方が面白かった。
「太陽の異変」は太陽活動の低下とその影響が中心。銀河宇宙線が雲を増やす話も紹介されていたけれど、実験で確認したのが高層条件下だけで低層雲はまだはっきりしていない、というのは知らなかった。


写真は、MROの火星表面写真集とチョウの写真。
MROは、こうして並べると色々あるなあ。葉っぱ型(ガリー)(p.92)は初めて見たけど、水が流れたようにしか見えないね。