- 出版社/メーカー: ジャパン・ミリタリー・レビュー
- 発売日: 2016/10/08
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (1件) を見る
中国の本格的空母戦闘群の全貌(多田智彦)
中国海軍が整備を目指している、空母戦闘群。この記事では、戦闘群を構成する空母、駆逐艦、フリゲート、原潜について解説している。もちろん船だけでは語れないのだが、この記事は艦について。
最新の大型水上戦闘艦となる055型駆逐艦(といっても1万トンを越すので事実上巡洋艦)だが詳細不明。
これに限らず、大軍拡が進んでいるが詳細不明なものが多い。
中国H6巡航ミサイル爆撃機の脅威(石川潤一)
9月に、中国軍の編隊40機以上が宮古海峡を通過。8月には対馬海峡を向けて日本海に進入している。
記事では、中国軍のH6G爆撃機とH6巡航ミサイルが日本を射程内にとしているが、現実にはそれはとっくに起こっていて、今回の件はアジア侵略の妨げになるグアム基地への牽制という位置づけなんだろう。
ケーススタディ、平時の領空侵犯/領海侵入(福好昌治)
6月に中国軍機が自衛隊機に対して「敵対行動」を取ったという報道が先日騒ぎになった。これがエスカレートしたらどうなるかという話。
1987年にソ連のバジャーが沖縄本島を横断する事件があり、そのときに色々と議論になった。少なくとも当時は撃墜するための法的根拠はなかった。では、今はどうなっているのか。
筆者は非公開の「内部通達」では武器使用基準が緩和されただろうと推測している。但し、尖閣周辺への領空侵犯については、おそらく要件を満たしておらず撃墜はできないだろう、ともしている。
また、潜水艦による違法航行(潜没したままの航行)についても、おそらくスムーズな対応をするための準備はできていないだろうとしている。