Newton(ニュートン) 2017年 03 月号 [雑誌]
- 作者: 高嶋秀行
- 出版社/メーカー: ニュートン・プレス
- 発売日: 2017/01/26
- メディア: 雑誌
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発病のメカニズムは、アミロイドβやタウが蓄積することでニューロンが死滅することで認知機能に障害が発生するというもの。
研究は原因究明、診断法、治療法となる。
アミロイドβが凝集することでシナプスが破壊されたり、タウが凝集することで軸索が縮んだりするうえ、免疫細胞の暴走(これはアミロイドβがきっかけになるらしい)などが発生することで発病する。よって治療法はこのどこかを抑えることになる。
アミロイドβを標的とする抗体を投与するという「ソラネズマブ」が治験されていたが、残念ながら昨年11月に研究は断念された。薬効が認められなかったため。一方で別の薬の研究も進んでいて、アミロイドβの発生を抑える、アミロイドβの分解を促進する、タウの凝集を防ぐ、炎症を抑制するといった様々な薬の研究も進んでいる。
インタビューは、ジョン・ハーディー博士と西道隆臣博士。ハーディー博士はアミロイド仮説の提唱者。そう言えば、一時期アルミニウム説というのもあったな。
市民参加による雪画像
11月24日に気象研の荒木研究官が降雪した雪の結晶の画像をスマホで撮ってアップロードして欲しいという呼びかけがあった。その結果が簡単に紹介されている。
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/fo/fo3/araki/snowcrystals.html
もともと降雪自体が少ないためデータも少なかったのだが、5000枚以上の写真が集まり温度変化が推測できるという結果が得られたそうだ。