k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事研究 2019年12月号

 『習近平「強軍」路線の新隊列と新兵器』(竹田純一)は中国建国70周年軍事パレードに登場した兵器の紹介。これが、侵略に使われるわけだ。

『中国の『衛星攻撃レーザー砲』』(田中三郎)は中国が配備を開始したとみられる衛星攻撃レーザーの解説記事。特に「固体レーザー」であるところがポイント。

 

『最大射程一六〇〇kmの「戦略火砲」』(能勢伸之)は、INF条約失効後のミサイル開発についての記事。もちろん、中露は既に配備を始めているので、米国がどういうキャッチアップをするのかというところ。改めて軍縮条約を結ぶにしても、まずは対抗する兵器を作る必要がある。加えて、INF級の兵器は対中露の点からは米本土に配備しても意味が無く、つまり日本は当事者になる可能性が高い。

 

『「イスラム革命防衛隊」は破壊活動実行部隊だ』(黒井文太郎)は、イランの権力構造を解説し、テロ支援が終わらないだろうとの見込みを述べている。
日本はロウハニ大統領やザリフ外相の言動を見ている人が多いが、彼らは実質的な決定権を持たず、軍部(イスラム保守派)がテロ支援を続けているという構図には変化がない。先日のサウジ石油施設攻撃も、ハネメイ氏の指示とかではなく「当たり前のこと」として勝手にやった可能性が高い。