k-takahashi's blog

個人雑記用

家を建てるならドラえもんに聞け

家を建てるならドラえもんに聞け 家族の夢をかなえる住宅革命

家を建てるならドラえもんに聞け 家族の夢をかなえる住宅革命

ドラえもん」の単語に釣られて買ってしまった本だが、インチキ本掴んでしまった。とほほ。

あ、いや、インチキ本は言い過ぎか。基本的な部分は、デッドスペースになりがちな部分をうまく活用した間取りを工夫し、家族間のコミュニケーションを重視しようということで、まあ、そこがおかしいわけではない。
ただ、コミュニケーション重視から精神論に傾斜していったあげくに「感動の涙が」とくるとかなり怪しくなる。そして、行き着いた先が「水伝」である。

会社で三種類のご飯をつくってみました。炊いたご飯を、それぞれ三つの容器に入れました。一つの容器には、「ありがとう」という言葉を書き、「ありがとう」と声かけをしました。二つめの容器には「バカヤロウ」と下記、同じように声をかけました。そして三つ目の容器には何も書かず、誰も見えないところに置き、ご飯を無視しました。
数ヶ月後、忘れていた頃に結果が出ました。なんと「バカヤロウ」と書いたご飯は、まっ黒になっていました。「ありがとう」と書いたご飯は、麹のような黄色に変わっていました。そして、もっとも無惨にドロドロと溶けたような状態になったのは、無視されていたご飯だったのです。びっくりしました。それから何度も同じ実験をしていますが、やはり同じ結果が出てきます。(pp.219-220)

材料やら工法やらの提案もあるのだが、途端に全部うさんくさくなってしまった。


この手の人達の常として、概ね悪意はないのだけど、全国170社が参加するグループにビデオをばらまいたと聞くとうんざり。職人と顧客が互いに感謝の気持ちを込めて挨拶するというのが悪いはずはないが、倫理と科学は別だよ。