k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2010年7月号

Newton (ニュートン) 2010年 07月号 [雑誌]

Newton (ニュートン) 2010年 07月号 [雑誌]

 特集は時空。
 この言葉に対する一般の人の一番の疑問は「なぜ、時間と空間を一体で考えなくてはならないのか」というもの。それに対しては、以下のように説明している。
 まず、相対論の説明でよく出てくる「ロケットの中央にフラッシュがあり、ロケットの先端と末端に受光器を置く」例を取り出す。そして、同時がロケット内にいる人と、外にいる人とで異なってくることを示す(同時の相対性の例)。ここまではよくある話。 
そして、この図を、見る人の立場(運動速度)によって、「空間的に離れた出来事」や「時間的に離れた出来事」が入り交じって変化する、「遠くで今起こったこと」と「ここで未来に起こること」が入れ替わりうる、と読んで、時空を一体のものとして扱う理由としている。

 この特集も、モニターを積み重ねて作った記事だそうなので、これが一番腑に落ちた説明だということなんだろう。