Newton (ニュートン) 2010年 07月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2010/05/26
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この言葉に対する一般の人の一番の疑問は「なぜ、時間と空間を一体で考えなくてはならないのか」というもの。それに対しては、以下のように説明している。
まず、相対論の説明でよく出てくる「ロケットの中央にフラッシュがあり、ロケットの先端と末端に受光器を置く」例を取り出す。そして、同時がロケット内にいる人と、外にいる人とで異なってくることを示す(同時の相対性の例)。ここまではよくある話。
そして、この図を、見る人の立場(運動速度)によって、「空間的に離れた出来事」や「時間的に離れた出来事」が入り交じって変化する、「遠くで今起こったこと」と「ここで未来に起こること」が入れ替わりうる、と読んで、時空を一体のものとして扱う理由としている。
この特集も、モニターを積み重ねて作った記事だそうなので、これが一番腑に落ちた説明だということなんだろう。