k-takahashi's blog

個人雑記用

コマンドマガジン 175号

 

付録ゲームはライプチッヒの戦い。NAWクワドリの一作だが、規模が大きい戦いだったため砲兵が独立ユニットになっておらず、その分ルールがシンプルになっている。これに初心者向けの解説記事を組み合わせている。
セットアップの手間を軽減する工夫がしてあるのね。

 

巻末の「編集部だより」にもゲムマ出展のことが書かれており、そこの反応とか見てエントリー向けを意識した記事になったようだ。

今年の抱負的なことも書かれており、海もの、装甲擲弾兵、カードゲーム、版権もの、SFもの(「第五次辺境戦争」)など、どこまで年内に実現するかはともかくそういう展開を予定しているとのこと。編集後記も倉橋氏が書いており、そろそろ引き継ぎなのかな。

 

高梨先生の記事は、チャドウィックのヨーロッパシリーズ。ダニガンとの比較でゲーマーの要望に対応していたことが伺え、それがあるからこれだけ続いたのだろう。

堀場先生の連載はランダム活性化。同時進行性や指揮統制の再現に効果があり、不確定要素の再現でもあるが、ゲームが壊れるリスクもあり、割り切るか緩和策を入れるかといったさじ加減が求められる。

徳岡先生は、コンピュータゲーム開発者向けのシミュレーションゲームという話題。意外と有用な知見が伝わっていないのだそうだ。PtPとAtAはコンピュータゲームの視点からは完全に別物、というのも面白い。